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高師冬・室
南北朝時代の女性で尼僧である明阿は、一族の大半が観応の擾乱で滅亡した後、その菩提を弔うために総持寺を建立した。夫の高師冬が甲斐国で自害し、続いて父や兄弟も殺害されたことを機に出家し、明阿と名乗る。正平10年(1355年)、足利尊氏に菩提所としての寄進を申し出、賛同を得る。その後、養子である高師秀の協力も得て、菅生郷を総持寺の地とし、寺院の建立を進めた。寺の経営基盤を確立し、亡き兄弟の子を住持とし、総持寺を尼寺として発展させた。