平安時代前期から中期の貴族である大中臣安則は、伊勢神宮の祭主を務めた。宇多朝の寛平6年(894年)に伊勢神宮祭主となり、翌年には従五位下・神祇権大副に任じられる。醍醐天皇の即位に伴い、寛平9年(897年)に従五位上に進む。その後、延喜年間を通じて昇進を重ね、延喜18年(918年)に神祇伯に就任。延喜22年(922年)と延喜23年(923年)には京の病の平癒を祈り、延長3年(925年)と延長5年(927年)には祈雨を行った。延長6年(928年)に82歳で没する。『新撰氏族本系帳』や『延喜式』の撰修にも携わり、歴史資料の編纂に貢献した。








