平岡千之は日本の外交官として活躍し、駐モロッコ特命全権大使や駐ポルトガル特命全権大使を歴任。東京市で生まれ、学習院初等科を経て渋谷区立大向小学校に転校。東京府立第十五中学校を卒業後、浦和高等学校に進学し、東京大学法学部政治学科を卒業。1954年(昭和29年)に外務省に入省し、各国に駐在しながら文化交流に尽力。ラオス駐在中には兄・三島由紀夫の現地取材を支援した。晩年には赤坂迎賓館館長を務め、引退後はペソアの作品を翻訳することを望んでいたが、1996年(平成8年)に肺炎で逝去。四方田犬彦に遺された蔵書には、兄の作品はほとんど含まれていなかった。











